海外旅行では、ホテルや観光地、バスや電車のスケジュールなど綿密に計画を立てて出かける人が多いのではないでしょうか。しかし、スケジュールを詰め込み過ぎると時間に追われ、帰国する頃にはぐったりと疲れてしまうこともあるかもしれません。
たまには思いきって、飛行機のチケットと到着日のホテル予約だけで海外旅行に出かけてみてはいかがでしょう。普段の旅行とは違う発見や面白さが見つかるかもしれません。今回は、自由気ままなノープランで海外旅行を楽しむためのポイントをご紹介します。
ノープランだからといって、下調べをせずに日本と異なる文化や言語がある海外へ行くことは非常に危険です。日本の常識が、必ずしも海外で通用するわけではありません。日本では常識的な事柄であっても、海外では非常識と捉えられる可能性もあります。渡航先の習慣やしきたりなどは、必ずチェックするようにしましょう。
また、渡航先の危険情報を事前に得ることも重要です。渡航先の日本大使館のWEBサイトを調べると、現地の危険情報が確認できます。盗難や犯罪の情報などを知っておくと、トラブルを事前に回避できるだけでなく、旅行中の安全性も高まります。
出発前の下調べはカンペキ!とはいえ、絶対にトラブルに巻き込まれないという確証はありません。万が一被害に遭ったときのために、海外旅行保険に加入しておくことをおすすめします。
例えば、渡航先で財布やパスポートの盗難にあった場合は、パスポート再発行の手数料や財布の購入などに保険が適用できます。また、渡航先で事故やテロに巻き込まれたときも、保険でカバーされることが多いです。
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目的地に到着後、何をするか考えるのもノープランの楽しみのひとつです。現地の人と直接交流してその日のスケジュールを決めるのもいいですね。例えば、ガイドブックに載っている有名な観光地ではなく、現地の人だからこそ知っているマニアックなスポットやレストラン情報を得られるかもしれません。
また、現地の言葉がわからなくても、ジェスチャーや紙とペンがあれば通じることもあります。翻訳機能がついているスマートフォン用アプリなどもあるので、事前にインストールして活用するとよいでしょう。
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ノープランの旅行で多くの人が悩みがちなのが宿泊先です。海外旅行ではホテルを利用する人がほとんどですが、実はユースホステルも魅力的。素泊まりで1泊3,000円ほどで、金額面で非常に魅力的です。多数のユースホステルがある都市では、おすすめの施設を現地の人に尋ねてみましょう。
しかし、魅力的なのは料金だけではありません。ユースホステルに使用されている建物は、一般家庭の家や豪邸、古城や倉庫・船を改造したものなど多種多様です。珍しいユースホステルを見つけることも、ノープランの醍醐味です。相部屋スタイルと個室スタイルがあるので、自分に合ったホステルを選びましょう。
ユースホステルは、基本的にセルフサービスです。キッチンがついているため、日本食が恋しくなっても自炊できます。キッチンなどの設備は他の宿泊客とシェアをするため、世界各国の旅行者と交流ができ、友人をつくれる点も、ユースホステルの魅力です。日本から普段使っている調味料を小分けにて持参すれば、自炊のときに利用できて便利です。
ノープランの海外旅行は、自由気ままにマイペースで観光が楽しめます。無理して観光地を巡らずに、現地の人と同じような生活リズムで過ごしてみても良いでしょう。時間に追われる日々などに疲れている方は、時間を気にせずのんびりと過ごしながら、海外旅行の思い出作りをしてみてはいかがでしょうか?
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