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ピアスを着けたまま写真を撮っても大丈夫?パスポート用写真撮影時の注意点

ピアスをつけたパスポート写真は大丈夫?

パスポートは国際的な身分証明書です。そのため、パスポートの写真は海外で本人確認をするときに大変重要なものとなります。パスポートを申請する際に提出する写真には、細かく規格や注意事項が設けられていることをご存知でしょうか。
規格は国際標準に従って定められており、パスポート所持者が渡航先で出入国の審査をスムーズに受けるためのものです。写真が規格外であれば、パスポートを取得する際に写真を撮り直すことになりますので十分に注意しましょう。今回は、パスポート申請用の写真撮影の際に気をつけるべき点と具体例をご紹介します。

パスポート申請用写真の規格

パスポート申請用写真の規格は以下のようになっています。

・申請者本人が正面を向いている状態で撮影されたもの(もちろん本人のみが写っているもの)
・6カ月以内に撮影されたもの
・縁なしで縦45mm×横35mmのサイズ(頭上の寸法が4-6mm、顔の寸法が34-36mmであり、左右の寸法は17-19mmとおおむね左右対称であること)
・帽子をかぶっていない、背景がないもの

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顔まわりの装飾品は?

履歴書の写真のようにスーツ着用で撮影する必要はありませんが、本人確認に不都合のない格好である必要があります。頭部が隠れる帽子やヘアバンド、顔や頭が隠れるヘアアクセサリー、ウィッグ類を身につけるのは控えましょう。

ピアスやイヤリングは、明らかにアクセサリーと判断できるものであれば装着が可能です。しかし、皮膚の一部と見られてしまう可能性のあるピアスや皮膚を隠す大きめのイヤリングなどはNGとなりますので注意しましょう。

パスポート申請時に受理されたとしても、入国審査のときに確認のために時間がかかる可能性もあるので、装飾品を全て外した状態で撮影するのがいいでしょう。

目元のおしゃれは?

身分を証明するための写真が本来の自分と異なる風貌であることはあまり望ましいとはいえません。ノーマルなコンタクトレンズは問題ありませんが、おしゃれ目的のカラーコンタクトは本来の瞳の色と異なるため装着は控えましょう。

眼鏡についても、目が隠れるようなフレームは避けたほうがよいです。縁なし眼鏡でも、照明が眼鏡に反射して目がきちんと写っていない場合はNGになります。また、医療上必要なものでないかぎり、サングラスや処方のない色付きの眼鏡の装着は認められていません。

また、何もつけていない状態でもフラッシュなどの影響によって瞳が赤く写ったものはNGとなりますので注意しましょう(黒目に照明が反射したキャッチライトは問題なし)。

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してはいけない髪型は?

パスポート写真では、前髪が長すぎて顔の輪郭や目が隠れるような髪型は望ましくありませんので、顔にかからない程度に髪を整えてから撮影しましょう。

また、頭髪のボリュームがある場合、髪を除いた顔の大きさをきちんと確保することが求められます。両眼の中心から頭頂までの距離=両眼の中心から顎までの距離として、トリミングをすると良いでしょう。

入国審査時のことなどを考えると、履歴書の写真を撮るときと同じように身だしなみに気をつけて撮影するのが望ましいと言えます。これからパスポートを取得しようとしている方や更新予定の方は、撮り直しがないようこれらの点に気をつけましょう。

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