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無職のニートでもパスポートは作れる?パスポート申請と入国カード記入時の注意点

パスポートは年齢や職業に関係なく、日本人が海外に行く際には携帯しなければならない公的文書です。パスポートの申請書に職業を記入する欄はないので、職種を問わず大人から子供まで誰でも申請することができます。今回は、パスポートの申請方法と、無職の場合はどういった点に注意すべきかをご紹介します。

無職でもパスポートは作れる?

パスポート申請に職業や年齢は問わないので、無職でも作ることができます。ではどういった書類が必要で、どのような手順で申請を行えばよいのでしょうか。

パスポート申請に必要な書類

一般旅券発給申請書 一通

5年有効のものと10年有効のものがあるので、申請時の自分の状況に合わせた申請書を入手しましょう。各都道府県のパスポート申請窓口で入手するか、インターネットでダウンロードすることも可能です。

戸籍謄(抄)本 一通

申請日の6カ月以内に作成されたものを準備しましょう。

住民票の写し 一通

申請日の6カ月以内に作成されたものが必要になりますが、住民基本台帳ネットワークシステムを利用する場合は不要です。

証明写真

パスポート申請用の規格に合った証明写真を用意する必要があります。写真店で撮影する際は「パスポート申請用」と事前に伝え、証明写真機を利用する場合は「パスポート用」の設定を選択しましょう。服装などに指定はありませんが、顔がはっきりとわかる状態(髪の毛で顔や目が隠れていないかなど)であることが必須です。

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身分証明書

マイナンバーカード、運転免許証、船員手帳などは1点で構いませんが、健康保険証、国民年金手帳、印鑑登録証明、学生証などは2点提出する必要があります。パスポート申請の必要書類について詳しい情報は、パスポート申請窓口や外務省のホームページなどから調べることが可能です。

未成年者のパスポート申請

20歳未満の未婚者が申請する際は、法定代理人の署名が必要になります。パスポートの申請書裏面に「法定代理人署名欄」があるので、親権者か後見人に署名をしてもらいましょう。親権者や後見人が遠方に住んでいるなどの理由で署名をもらうのが難しい場合は、署名付きの同意書を用意します。事情により親権者や後見人の署名、同意書がもらえない場合は、各都道府県にある旅券事務所に相談してみましょう。

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入国カードの職業欄記入の仕方と注意点

海外へ渡航すると、飛行機の中で渡航先の国へ提出する入国カードが配られます。入国カードには職業を記入する欄があるので、無職なら「None」と記入します。学生なら「Student」、主婦は「Housewife」です。

無職でも出国や入国には差し支えありませんが、入国カードの職業欄に「無職」と記入すると、入国審査の際、旅行中十分な資金があるか、渡航先の国で不法就労の可能性がないか、などについて質問を受けることがあります。滞在先のホテルが予約済みであるなどきちんとした旅行日程を組み、どこへ観光に訪れて何を見たい、何をしたいなど旅行の目的を明確にし、手持ちの現金に加えクレジットカードなどがあり、資金が十分にあることを証明できるようにしておきましょう。

さいごに

海外へ行くときには必ず必要な身分証明書・パスポートですが、もちろん日本国内でも身分証明書として利用できます。パスポートは国内外で使える身分証明書。まだ持っていないという方は、これを機会に申請を検討してみるのもよいですね。

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