ビザ・パスポートの準備から携帯・スマホ・wifi事情まで-出国から帰国まで旅行のギモンを解決!

ヨーロッパ旅行時に携帯を使う方法:レンタル、SIMカード、Wi-Fiなど

自分にあった通信手段を選ぼう

ヨーロッパへ旅行をするときに、あなたはどの携帯電話をどう活用しますか?携帯の使い方には、まず旅行の日程や行先などが関係してくるでしょう。例えばヨーロッパ旅行をするとなれば、スペイン→フランス→ドイツのように、数ヶ国を周遊するケースも多いでしょう。また、旅行中でも仕事の電話があり、携帯電話を現地でも利用したいという方もいるでしょう。
今回は、ヨーロッパ旅行の際の携帯電話利用について説明します。

自分に合った通信手段はどれ?

携帯電話のチョイスの前に、まずは以下のようなことを考えてみましょう。
海外では、携帯電話を利用しますか?そして、それは通話?もしくはデータ通信?さらにそれはどこで?
これらの要素によって、選ぶべき通信手段は変わります。自分の利用の仕方や訪れる国、渡航期間などによって自分に合った通信手段を考えてみましょう。

自分の携帯電話を使う

現在、利用している携帯電話(スマホ)が国際ローミングの対象機種であれば、渡航先でそのまま使うことができます。この方法の最大のメリットは、手続きが必要ないということです。毎月の支払いと一緒に決済もできます。
しかし、料金には気をつけなくてはなりません。例えば旅先で自分の携帯を使い、現地のほかの電話にかけてもそれは国際電話扱いとなってしまいます。また、日本からの電話が入った場合、着信であっても料金がかかります。データ通信も、例えば1MBの添付ファイルが付いていたとしたら、受信するだけで¥2,000近くかかることもあります。

そのため、大手携帯電話キャリアでは、定額制の料金設定ができるようになっています。
詳しくは各社公式サイトを確認してみましょう。

通信機器をレンタルして海外へ

日頃使い慣れているとは言っても、破損や盗難などのリスクを考えると「旅行先に携帯電話を持っていくのが不安」という方もいらっしゃると思います。
また、自分の携帯電話をローミングして使うよりも、安く使えることが優先だという場合もあるでしょう。
レンタルしたい場合、以下に説明するような手続きを踏んで機器を手に入れることが必要です。それではレンタル機器にはどのような物があるのかをみていきます。

海外で使える携帯電話をレンタルする

渡航先に合わせて、携帯電話をレンタルします。基本的に現地のローカル回線を活用するので、通話状態は安定しています。発着信は、もちろん現地の国内通話扱いですので、通信料金はあまり気にする必要がありません。

海外Wi-Fiルーターをレンタルする

渡航先、容量別、3Gか4Gかなどの条件によって料金が異なってきますが、1日いくらという料金制度になっています。いつでもどこでもデータ通信ができるのは、安心です。また端末は複数台数利用できますので、同行者がいる場合は共用にすればさらに割安になりますね。

しかし、渡航者が少ないヨーロッパの国では、若干料金が高めに設定されているようです。また、いくつかの国を訪れる場合、ヨーロッパ周遊プランでレンタルする必要があります。そのような場合、レンタル料金が少々高めになることが予想され、さらにもし保証が受けられる安心パックなどを付けると、合計金額がかさむ場合もありますので、注意が必要です。

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ヨーロッパ周遊SIMカードを購入する

SIMカードは小さなカード状の機器で、電話番号情報が入っています。SIMカードはそれぞれの国の回線を利用しているので、国ごとにSIMカードが必要になります。

しかし、ヨーロッパのように複数の国を簡単に移動できるエリアで、入国のたびにSIMカードを購入するのは多少手間です。そこで、ヨーロッパで複数の国を訪問する予定であれば、ヨーロッパ周遊SIMカードを購入するとよいでしょう。

公衆のフリーWi-Fiを利用する

空港やホテル、カフェ・レストランなどでは、無料で使えるWi-Fiが設置されている場合があります。パスワードを入力するだけで料金を気にせず利用できるのがメリットです。
なお、ホテルでWi-Fiを利用する際の注意として、ホテル公式サイトや旅行サイトで「Wi-Fi利用可能」と書いてある場合でも有料(プリペイド)のときもあります。どうしてもホテルで無料のWi-Fiを使いたい人は、「無料」と表記されているかどうかまで確かめておきましょう。

現地で携帯電話を使用する際の注意点

ヨーロッパでは、スリや置引き、ひったくりが多い

国によっても違いますが、ヨーロッパではスリや置引き、ひったくりなどの軽犯罪が多く報告されています。バッグなどは、肌身離さず持つのが鉄則です。特に、携帯電話がバッグのポケットから見えていないか、注意が必要です。

劇場や映画館、ドレスコードのあるレストランなどでは、使用禁止

ヨーロッパでは、劇場や映画館、ドレスコードのあるレストランでは、携帯電話の使用は禁止されています。クロークに預けるのが一番ですが、どうしてもという場合は、着信音が鳴らないように設定して持っていてもよいでしょう。

ドレスコードのあるレストランでは、自撮り禁止

食事風景を撮りたい場合、日本では自分たちで撮影しますが、ヨーロッパ各国では周辺に考慮して、自分達で撮影するのを控えましょう。
周囲の方が映りこんでしまうなどの迷惑行為にあたる場合があります。
特にドレスコードのあるレストランでは、シャッター音をなくして、お店の方に撮ってもらいましょう。

運転中の携帯電話の操作は控える

ヨーロッパ旅行中、レンタカーを使って各地をめぐる方もいるでしょう。ヨーロッパ内でも、運転中はハンズフリーで通話する人が増えていますが、SMS送信などの携帯操作中に事故を起こすケースが多くなっています。運転中に携帯電話を操作するだけでも罰金と減点対象になるケースもあるため、ハンズフリーであっても、通話中の操作は避けましょう。

列車内では注意書きを確認する

ヨーロッパの多くの国においては、携帯電話を使ってもいい車両と使わないよう指示されている車両があります。
特に長距離路線においては、禁止車両を指定している場合が多いようです。そのような指示がない国もありますが、使用禁止の車両では携帯電話を使用しないように注意しましょう。

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