携帯電話はホテルへ電話する時、タクシーを呼ぶ時、レストランを予約する時など、あらゆる場面で役立ちます。渡航先によってさまざまな設定が必要ですので、渡航前にはそのエリアにあった設定を行う必要があります。今回は南米旅行の際に役立つ、携帯電話事情を紹介します。
南米旅行で携帯電話を使用するためには、いくつかの方法があります。
自分の携帯電話を南米に持っていって使用することは可能ですが通信料が割高になるケースもあります。
そんなときに便利なのが、携帯電話のレンタルサービスです。レンタルサービスでは渡航先に合わせて、現地のネットワークを直接使うためコストを抑えることが可能です。通話料金は、使った分だけでよいですので、無駄な料金がかかりません。
携帯電話のレンタルは、空港で手続き可能。また、GWや夏休みなど海外への旅行者が多くなる時期には事前予約しておきましょう。
海外では、コンビニや小さな売店でも各種SIMカードを入手することができます。大半がプリペイド式で、自分がチャージした分だけ通信・通話が可能です。残額が少なくなったら追加でチャージしましょう。大金をチャージしていなければ、盗難に遭っても被害は少なくて済みます。こちらは自分の携帯電話を使用しますが、端末がSIMフリー対応している必要がありますのでご注意ください。
現地で携帯電話・スマートフォンを調達するという方法もあります。海外のスマートフォンは大半がSIMフリーです。現地調達したSIMカードをスマートフォンに差し込むだけで、コストを抑えることが可能。
携帯電話やスマートフォンは、現地の電気店や屋台でも販売していますので、手軽に手に入ります。
大手の携帯キャリアでは、海外で通信し放題になるサービスプランを用意しています。
また1日の通信上限を設定し、高額な通信を防ぐサービスもあります。
使い慣れた携帯電話で旅行したいという方におすすめです。
現地でスムーズに携帯電話を使えるようにする方法や知っておくべき注意点、また盗難防止のために気をつけることや対処方法についてご紹介します。
日本と異なり、南米では圏外の地域が多かったり、サービスが不安定になったりする場合が多いです。
都心や空港、観光スポットでは大丈夫ですが、その他の地域に出掛けるときは気をつけましょう。
国際ローミングサービスとは、日本からコンタクトがあった電話・通信をそのまま現地で受信できるサービスのこと。このサービスにあらかじめ入っておきませんと、現地で携帯電話を使うことができません。渡航前に、自分の携帯電話が国際ローミングサービスに対応しているか、料金設定はどのようになっているか、確認することをおすすめします。
南米に限らず、海外では日本よりもはるかにWi-Fiが普及しています。地下鉄やバス、公共施設、飲食店などでも無料でWi-Fiを使用できることも多いです。スマートフォンをお持ちの方は、通信料を抑えるためにWi-Fiを活用することをおすすめします。
ホテルや飲食店では、利用者にだけWi-Fiを開放している場合もありますので、パスワードを教えてもらいましょう。
携帯電話の盗難は海外ではよくあることです。日本にいる感覚で、携帯電話を見せびらかしたり、ズボンのポケットに入れておいたり、レストランなどのテーブルに放置しますと、あっという間に盗まれます。
不正に利用されると高額な通信料を請求される恐れがありますので、事前に自分が契約した電話番号はメモして手元に残しておいてください。
世界には主に7種類のプラグ形状があり、その形状は国によって異なります。南米においてはAタイプと呼ばれる形状のものが多いですが、中にはBFタイプ、Cタイプ、SEタイプなど南米内においてもその形状はさまざまです。
渡航先のプラグ形状は事前に調べておき、それに対応した変換プラグを準備しましょう。
変換プラグをいくつも持ち歩くのは不便です。そこでおすすめしたいのが、全世界対応の変換プラグ。これ一つあれば、どんなプラグでも対応できるので非常に便利です。家電量販店などで手軽に手に入ります。
日本と南米では電圧が異なります。日本の電圧は100Vですが、南米では200V前後の電圧が流れていますので、日本の電化製品をそのまま使うと故障の原因に。そこでおすすめなのが変圧器です。変圧器を使えば、日本の電圧に調整して家電を使うことができます。
携帯電話やスマートフォンは、電話の機能だけではなく、地図の代わりとしても大活躍します。写真撮影や、行きたいお店を調べることもできますので、海外用に準備して、南米旅行を満喫してください。