台北の寺院が人気! 注目のパワースポットをご利益別に紹介
台北にある寺院や廟(びょう)は、縁結び、仕事運、財運、健康運などにご利益があると言われるパワースポットです。儒教、道教、仏教などが混在した宗教観や歴史に伴う建築様式や展示物の内容なども、見ごたえがあります。
台湾の寺院は古来より開運の場やパワースポットとして有名で、恋愛や金運、仕事運成就などを祈る場でもあります。きちんと手順を踏んで参拝することで願い事が叶うと言われており、お礼参りに再訪する人が多いのも特徴です。
ご利益の高さで圧倒的な人気を誇るのが「霞海城隍廟」と「龍山寺」。台湾の寺院にまつられている月下老人は、結婚の運命が書かれた本を持つ良縁・縁結びの神様です。
月下老人が携える「運命の赤い糸」は、男女の足首に結びつけられた者同士が夫婦になるという言い伝えがあり、恋愛や結婚の成就を望み参拝をする人で常ににぎわっています。
台北最強のパワースポットと称される有名寺院で、特に月下美人のご利益があると言われる場所です。
学問の神様「文昌帝君」や安産の神様「註生娘娘」など多くの神様が祀られており、総合的な参拝を行うこともできます。
1740年に建立され台湾最古の寺院の一つとしても数えられており、複雑な宗教観に基づいた各所の美しい細工も見どころの一つです。
台北の迪化街にある150年の歴史ある寺院で、月下老人を祀る縁結びスポットのなかでは特に高いご利益と知名度を誇ります。
日本語を話せるスタッフがおり、参拝方法などを詳しく聞くことができます。参拝後にいただけるナツメとクコが入った平安茶を飲むと、幸せが訪れると言われています。
台湾には、金運アップのご利益をもたらすと言われる、財運や商売をつかさどる神様を祀る寺院も数多くあります。
各所では、商売繁盛、宝くじの当選、仕事の成功など、お金にまつわる願い事成就の参拝客で常ににぎわいます。各寺院では、金運アップのご利益をもたらす古銭などのお守りや護符を販売するところもあります。
行天宮では三国志の登場人物の一人「関羽」が祀られた、別名「恩主公廟」とも呼ばれる寺院です。儒教の教えを生涯堅守し商業の神として奉られた関羽に、仕事や事業の成功などの成就を願うため、多くの参拝客が訪れます。
關渡宮は、本堂の裏側にある洞窟に黄金の財神たちが1カ所に祀られており、財運金運を拓くと言われる寺院です。幾度の改築、増築が重ねられて作り上げられた、豪華絢爛な細工を携える建築も見どころです。
台北には、総合的な運気を高めると言われる寺院や廟も多くあります。
指南山の中腹にあり名の知られた道教の聖地として有名な「指南宮」は、俗称「仙公廟」とも呼ばれる寺院です。
猫空ロープウェイの途中駅にあり、八仙の中の1人である孚祐帝君が祀られています。悩み事を解決したり、運気の流れをよくしたりするお祓い「祭改」を受けることもできます。
北宋時代に実在した医師で、医療の神様である呉真君(保生大帝)を主神として祀る1742 年創建の寺廟で、1742 年に建立された「台北の三大廟門」のうちの1つです。
健康と長寿にご利益があることで有名ですが、副神も数多く祀られており、総合的な参拝を行えます。
台湾民間信仰においてもっとも愛される女神と言われる、媽祖を主神に祀る寺院です。
後殿には仏教や道教などの神々も祀られており、あらゆる願いをかなえる場所として信仰されています。繊細な彫刻と鮮やかな色使いの廟は、夜間にはライトアップされ、日中とは違った趣を観光することもできます。
台湾の寺院には複数の神様が祀られており、目的の神様に向けてと、本殿の主神に向けて参拝するのが特徴です。寺院や神様により細部が異なることもありますが、基本の参拝方法は以下のような流れで行われます。
<台湾式参拝“拝拝”>
(1)境内には左足で入る(入り口の敷居は踏まないようにする)
(2)お線香を購入する
(3)顔または頭上でお線香を掲げ三拝(三度礼)する
(4)神様に向けて心の中で自分の名前、住所、生年月日、職業を告げ、願い事を具体的にお伝えする
(5)香炉にお線香をお供えする
※本記事は2017年7月時点の情報です
更新日:2025/05/01