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パスポートを忘れた!対処方法まとめ

海外へ行く際はパスポートを忘れずに!

 

海外旅行の前には忘れ物がないか何度も確かめると思いますが、絶対忘れてはいけないのがパスポートです。たいていのものは忘れても代わりがききますが、パスポートだけは代替品がありません。
今回はパスポートの役割をおさらいしながら、万一パスポートを持っていくのを忘れてしまった人のための対処方法を説明します。

パスポートの基本的な役割

パスポートとは?

パスポート(旅券)は、その国の国民であることの身分証明書です。政府または公的機関が交付し、国籍およびその他身分に関することを証明しています。
パスポートがなければ国際線に搭乗することはできず、合法的に出入国ができません。海外では、国内線に乗る場合でもパスポートが必要な国もあります。

パスポートとビザの違い

査証(ビザ)は渡航予定国の政府による推薦状であることに対し、パスポート(旅券)は「渡航を認め」「国籍を有することを証明」し渡航先の国家に対して「人身保護を要請する」とあります。つまり、パスポートがなければ、日本政府が出国を許可してくれない、という意味です。

パスポートを忘れたら

もしも空港へ向かう途中、「パスポートがない!」と気づいたら。落ち着いて対処すれば間に合う場合もあります。

搭乗まで間に合う場合

飛行機の出発まで時間に余裕があるようなら、いったん自分自宅に取りに戻るか、家族や友人に頼み急いで空港へ持ってきてもらうという方法が考えられます。
パスポートを忘れた人が搭乗者本人であり、家族や友人があなたのパスポートを空港へ持ってくる場合は、すぐにその状況を自分が利用する航空会社へ伝えます。その時に航空券の予約番号を伝えるとよりスムーズに話が進むでしょう。

飛行機には機内搭乗までのタイムリミットがあります。せっかくパスポートを届けてもらっても、搭乗時間までに間に合わない場合もあります。ぎりぎりになる場合は、搭乗者は空港チェックインカウンターから離れずに、パスポートの受け取りを待ちましょう。
荷物預け入れの手続きも、パスポートがなければできません。そして預け荷物にも貨物室へ運ぶためにタイムリミットがあります。搭乗までの時間がなく荷物を預けるまでの時間がなくなりますと、特別な条件により受託せず機内持ち込み手荷物として機内に持ち込む場合もあります。

搭乗まで間に合わない場合

自宅にパスポートを取りに戻る時間もなく、家族や友人にも頼むこともできず搭乗時間まで間に合わないと判断したら、残念ながら搭乗をあきらめる他ありません。すぐに空港チェックインカウンターまで行き、出発直前に予約を取り消してもらいます。出発後の取り消しは一切返金がありませんので、すばやく手続きすることが必要です。
自分が購入した航空券によって、無料で変更ができるものや一切変更ができないものがあります。航空会社に確認し、スタッフとよく相談することが大切です。「運よく次の便に変更してもらえた」ということもありますので、もし搭乗便の変更ができた場合は、上記の「搭乗まで間に合う場合」に戻ってパスポートを手に入れる方法を試しましょう。

注意!パスポートがあっても搭乗不可の場合

パスポートを持っていても搭乗を拒否される場合があります。
それは、搭乗者のパスポートが、訪問する国の入国許可条件にあるパスポートの有効残存期間を満たしていない場合です。例えば米国に入国する際は、米国での滞在期間+6カ月有効なパスポートがないと渡航が許可されません。
旅行会社を通してパックツアーに申し込んだり、航空券を購入する場合は旅行会社の人が指摘してくれますが、自分で航空券を購入する場合は自分で確認しなければいけません。国によって必要な有効残存期間が違いますので、出発前にきちんと確認しましょう。
有効残存期間がなければ、パスポートを更新しなければいけません。最低でも1週間はかかりますので、海外旅行が決まった時点で確認するようにしましょう。

 

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