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買う前に待った!スーツケースの選び方とバッグの種類まとめ

スーツケースの選び方

海外に旅行するときに、持っていくバッグの素材や大きさ、種類などで迷ったことはありませんか。海外旅行といえば、ハードタイプの大容量スーツケースを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、旅の日数や渡航先での行動にあわせてバッグの種類や素材を変えてみるのもいいかもしれません。バッグの種類別にメリット・デメリットをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

スーツケース

一般的に空港やバッグ売り場などでよく見かけるスーツケースは、樹脂やポリカーボネートなどのプラスチック製、またはアルミなどの金属製のハードタイプが多く並べられていますが、ナイロンなど布製の、ソフトタイプの大型スーツケースもあります。

■ハードタイプ(プラスチック製、アルミ製)

メリット

収容力があり、多くの荷物を持ち運びできる
丈夫で壊れにくく、衝撃に強い

デメリット

大きさにより現地での移動に不便
容量によって機内への持込ができない

■ソフトタイプ(ナイロンなどの布製)

メリット

ハードタイプに比べて元の重量が軽い
摩擦に強く、傷が付いたり壊れてしまったりすることが少ない

デメリット

ハードタイプより衝撃から荷物を守る力は弱い

▼こんな旅行向け!
パッケージツアー旅行
長期旅行
現地での移動が少ない一都市滞在型の旅行

キャリーバッグ

スーツケースとキャリーバッグの明確な違いはないようですが、スーツケースより小型のものをキャリーバッグと呼ぶことが多いようです。

■ハードタイプ(プラスチック製、アルミ製)

メリット

大型のスーツケースに比べて、移動はさほど不便はない
各航空会社が定めるルール内であれば機内に持ち込める

デメリット

収容力は大型のものに比べて劣るため、コンパクトな荷物にすることが必要

■ソフトタイプ(ナイロンなどの布製)

メリット

かわいいものやシンプルで男女兼用のものなどデザインが豊富
本体の外側にポケットがついているものが多く、地図や細かいものを出し入れできる
ハードタイプよりも軽量

デメリット

ハードタイプと同様、荷物の容量を抑えることが必要

▼こんな旅行向け!
コンパクトな荷物での旅行
短期旅行

バックパック

バッグパッカーといわれる、個人旅行者が使っているような大型のリュックサックがバックパックです。

メリット

バックパックは背中に荷物を背負えるので、階段や砂利道などの平らではない道での移動もできる
両手が空くので荷物を持ちながら撮影などさまざまなことができる

デメリット

荷物の量によってその分重くなり、ずっと背負っているのは大変
壊れものなどの荷物の管理に注意が必要

▼こんな旅行向け!
移動が多い個人旅行者

スイッチバッグ

スイッチバッグというのは、バックパックに伸縮するハンドルと車輪がついている、キャリーバッグとバックパックをあわせたような万能型のバッグです。キャスターつきバックパックなどとも呼ばれています。

メリット

環境に応じてキャリーバッグとしてもバックパックとしても利用できる
ずっと背負っていないといけないバックパックと違って、身体への負担が少ない

デメリット

ハンドルを縮めたときにキャスターが背面に収納されるため、製品によっては金属が背中にあたり背負い心地がよくない場合も。購入の際、使用感を試して選ぶのがおすすめ

▼こんな旅行向け!
移動が多い個人旅行

ボストンバッグ

ボストンバッグを海外旅行のメインのバッグとして持つ人はあまり多くないかもしれませんが、布製は軽いので、大きめのボストンバッグに洋服をつめ、小さめのボストンバッグに貴重品入れて持ち歩くなど用途はいろいろです。

また、スーツケースやキャリーバッグのハンドルに差し込める、折り畳み式の布製ボストンバッグもあります。サブバッグとして持っているとお土産が増えた時などに便利です。なお複数のバッグを使用する場合、航空会社ごとに機内に持ち込み可能なバッグの個数が決められている場合があります。事前に確認しておくと良いでしょう。

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海外旅行でサブバッグを使う時の注意点・選び方(リュックサック編)

豆知識

自分の荷物には目印を!

荷物を飛行機に預けた場合、到着地の空港のターンテーブルから荷物が出てきまが、似たような形や色のスーツケースが多いため、自分の荷物がどれかわかりにくいことがあります。時には、他の人が間違って持っていってしまう場合も!自分の荷物にひと目見てわかるよう、ステッカーを貼ったり、目立つ色にするなど、工夫しておくと便利です。

TSAロックは現在推奨されていない

アメリカへ旅行する場合、テロ対策のため飛行機に預ける荷物の施錠が禁止になっています。鍵をかけると壊されて荷物の中身を検査される可能性がありますが、鍵をかけないでいると荷物の中身がなくなってしまう心配も。

そこで登場したのがTSAロック。アメリカ運輸保安局(TSA)が許可したロック機能で、TSAロック付のスーツケースなら鍵を掛けたまま預けることができます。しかし、近年ではアメリカを経由する際にTSAロックの鍵もかけないほうが良いとされています。

理由は、TSAロックは通常空港職員の持つマスターキーで開錠されますが、鍵を持つ担当者がいない場合は壊されたりすることもあるのだとか。また過去には、TSAロックのマスターキーデータが外部に流出したという経緯もあり、現在アメリカではTSAロックを推奨していません。

アメリカに入国する、経由するといった場合には鍵をかけずにスーツケースベルト等などで荷物が散らばるのを防ぐようにしましょう。

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